吃音の発症と完治がよくわかる吃音体験談(抜粋)
吃音が治った体験談は
「吃音ドットコム」の「幼児吃音完治例」,「成人吃音完治例」にある程度まとめてありますが,多くて読みにくいようなので,簡単に読み始められるように数例を抽出しました.もともと大人の吃音に対する対処方法を幼児にも適用したものですので,子供,大人に関係なく参考になるはずです.もっと多くの完治例を知りたい人や,原文を見たい人は同サイトの「幼児の吃音 Q&A,体験談」,「私の吃音克服人生」,「克服経験・主張」などをお読みください.
吃音のすべてが理解,納得できます.完治例だけも
大量ですのでそのつもりで.「
吃音は治る病気である」ことを否が応でも納得できると思います.
[Hero Comment]は抜粋時につけたものです.
幼児の吃音発症から完治までを図示すると以下のようになります.
幼児の吃音は発症から完治までが数週間単位です.だから,吃音が何者であるか,吃音の本質が短時間で非常によくわかります.
幼児の場合は育児環境をよくする「
良育児環境法(GCEM)」と名づけた
キッシーケアーですべて治っています.この結果子供の吃音完治はもちろん,それ以上にに幸せな家庭が戻っています.種の保存に関係しますので誰か相談相手がいたほうが楽です.
大人の吃音者のほとんど(全部?)はこの幼児吃音が治らなかった人です.だからここの知識が大人の吃音を考えるうえで非常に大きな役割をはたします.
お母さんは「愛情いっぱいで子供のための子育て」をしようとします.しかし厳しい子育ての現実は,特に「魔の2歳児」時期は「ダメ,イライラ,叱り,...」の連続になります.そのとき誰かのアドバイスで,「心はまだ赤ちゃんだ,赤ちゃんも一人の人間だ,赤ちゃんの立場に立たなくては」などに気が付き対処すると,吃音が治っていきます.同時に家庭の雰囲気もよくなっていくから不思議です.というか,わかってみると当然ですが.
吃音のサイクルタイム
以下のものは数百人の幼児の完治体験から,ポイントを抜粋したものです.
- 子供の人柄
- 言葉は1歳半の時点で周りの大人が驚くほど発達が早く、2歳になった現在では、完全に私との会話が成立 するまでになっています
- ワガママ言う子でもなく話せば何でもわかる手のかからない優しいお利口な「いい子」
- 子供の症状
- 声もでず、娘は顔をひき つり、泣きそうな顔でした。
- ピョンピョン飛び跳ねながら話そうとする
- 「お母さん大好き」としきりに言う
- 発症年齢
:1.5歳,2.0歳,2.3歳,2.5歳,2.6歳,3歳,4歳
- 公の機関を含めて一般に行われている吃音治療法(みんな基本的に間違いです.良い育児環境をつくるという意味に解釈すれば環境調整ばOKです)
- そのうち治る。気にしない
- 今は言葉を覚える時期だからうまく言葉が出ない
- 保健師さんに相談したところ「幼児にはよくあること,ほっておけば良い」とのこと
- 気付かさないふりをしてゆっくり話を聞いて、話させていれば治る
- 吃音は治らない.受け入れるほかない.
- 環境調整:しつけをしない、指示しない、叱らない、口出ししない
- 親の思い
- 優しい母親のつもり(もちろんパパも)
- 十分に手をかけ愛情をかけ、また弟が生まれたからも娘に 寂しい思いをさせないように気を使ってきた
- こんなに愛しているのに!こんなに家族のため にがんばっているのに!
- 吃発症に関係する親の態度
- ハチャメチャな行動をする魔の2歳児に四六時中つきあっていると,イライラし叱り怒る
- 大人の都合”で「アレはダメ、コレはあとで」ばかり 言っていた
- 寝る前 の絵本も「これでおしまいよ」と必ず約束させ、それを絶対に守らせていた
- 親の思い通りにならないと、叱って,「いい子」を強要してきた
- まだ2歳だというのに、いろいろと詰め込み過ぎた
- 自分のサイクルで考え息子を自分の軌道に乗せよう としていました
- 親の思い通りにならないと、叱っていました。
- 親の思い通りにならないと、叱っていました。
- トイレトレーニングもしてて私が余裕がないときはきつく叱ったりしてました
- つわりが ひどく、どうしても娘に辛くあたったり、感情的に怒ったりしていまいた
- オッパイをあげることも私の中ではタブーを 堅く心に誓っていましたし
- 夫婦喧嘩をした時期と重なるんですよね・・・
- 怒りたいのに我慢する=ストレスが溜まりこらえ切れなくなり怒鳴り散らしていました
- 親の気づき
- オッパイずーっ と我慢してたんだ。
- 息子がどれだけ甘えたかったのか、心はまだまだ赤ちゃんなのだということを忘れてしまっていました。
- 「この子としては、それでも やっぱりもっともっと甘えたかったんだ。」と思い始めました
- 急いでお姉ちゃんになる必要なんてなかったんですね
- 子供の心に大切なのは自信・安心・いたずら!
- 大人目の愛情視点と子どもの視点とはまったく違っていた
- 抱っこしてもらうより、「この子を育てて楽 しいな」と思ってもらった方が、嬉しいでしょうね
- 変わらなければならないのは、娘の言葉ではなく、私だったのですね
- 子どもを治すのではなく、自分を治すのだという言葉、身にしみています
- こんなにも、こちらの態度や心理が子供にストレートに伝わるものなんだ・・・と今日は本当に痛感させられました
- 自分では優しい母親のつもりでしたが全然ダメでした
- 娘は言葉や理解が早かったため年齢以上の要求をしていたと思います
- 私のキツイ対応や、しつけ、我慢我慢の連続、寂しさ、夫婦関係等から出てしまったんだと思います
- 気持ちを少しずつ受け止められるようになりました
- 対策
- 子供を自分の所有物ではなく一人の人間扱する。
- 「目を見てちゃんと話を聞いてあげる」,「本気で聞く」
- くだらないと思う遊びにもとことん付き合い緒に楽しく遊 ぶ
- 甘すぎると思いながらも、ストレスを取り除いて,これまで以上に何で も安心して話せるような明るく楽しい家庭を作ろうと努力
- 子供をリラックスさせるように心がけてみた
- 自分を素直に表現したり完璧主義の性格を見直した
- 抱きしめる、抱っこ、おんぶする
- 笑わせる。恥じを捨て、馬鹿になって踊ったり、歌う
- 夫婦での話し合い
- 夜寝る前におやつなんてダメ!といつもなら言うところですが、今夜はバームクー ヘンを出してみました
- その辺を汚し始めました。私が笑ってそれを 見ている
- 安全地帯になるようにした
- 結果,子供の変化
- 今は怒る気持ちが沸かなくなり、気持ちを少しずつ受け止められるようになりました。なんであんなに怒っていたんだろうとさえ思います。 結果子供の気持ちも満足しているのだろうと思います
- 彼をリラックスさせるように心がけてみたところ、ほとんど治り、赤ちゃん返りのような甘えに移行しました
- 私がそもそも息子のやんちゃぶりにお手上げで、阻止や制限をしていたのをすごく反省し、気持ちを切り替えた時から私にベタベタしてくるようになりました
- スキン シップが多くなり、良く泣き、弟ともけんかしたり、たたいたりしています
- このような事が嫌だというのも、最近やっと家で話すようになりました
- 治り方
- よくなったり、悪くなったり、の繰り返しでしたので、いつ、治ったのかはわかりま せん
- 気が 付いた時には娘の吃音は完全に直っていました
- その後に突然吃音が止まり、朝のあのひど い状況がウソのようにスムーズに話はじめ、本当に驚きました
- 1週間くらいしてふと「あれ?どもりが減った?」と思い始めました
- 子供の吃音もあっというまになくなりました
- ある時を境にピタッと治りました。
- 治るまでの時間
- 翌日,ほとんど詰まることなく話していました
- 2年間悩んでいたのが2週間.うそのよう
- 翌朝,ビックリするくらい言葉がスムーズに出る様になって、今日なんかはほと んどどもることもありませんでした
- 10日間ほどでほとんど治った感じ
- 2週間,3週間で完治
- 1か月弱
- 5か月で完治
- 1年くらいで完治
- 2年で完治
完治体験談
- 娘の吃音,2週間で治りました。
はじめまして。2歳10ヶ月の娘の件で相談します。「あれっ」と思った時には、声もでず、娘は顔をひき つり、泣きそうな顔でした。今は、出ない言葉の場合、体を前に曲げながら、口に手をあてるよ うになってます。それでも、出ない場合は、「ママ」と助けを求めます。急に吃音は治るものではないと分かっていますが、かわいそうで なりません。
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吃音になる原因の第一は心へのストレスです.ですから,子供への接し方は,子供の立場から見て「どうすれば一番子供のストレスが少なくなるか」と考えてみるのが第一だと思います.
夫婦でどうしたらいいか話し合いました。私がしてみたことをお話します。
●抱きしめる、抱っこ、おんぶする。
●笑わせる。恥じを捨て、馬鹿になって踊ったり、歌う。
●くだらないと思う遊びにもとことん付き合う。
●夫婦での話し合い。
娘の吃音は良くなるまで、早くても半年ほどかかると、 思っていましたが、2週間たった今,ほとんどでなくなりました.寝ているときに、よく歯軋りをしていましたが、 それもパタッとなくなりました。
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治る時間は様々ですがこれくらい早いと吃音の原因と結果が良くわかります.
私が大学卒、有名企業就職のプライドがあったため、まだ2歳だというのに、いろいろと詰め込み過ぎたのが子供のストレスにつながったのだと思います。もし、このまま「いい子、できる子」の枠にはめていたら、当然就学した頃には爆発していたかもしれません。
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子供のためにと思う,いろんな親の思いが関係しているのですね.家庭内暴力などとも根は同じようです.
- 子供の吃音もあっというまになくなりました。
3歳の息子が吃音になり調べていましたらこちらにたどり着きました。自分を素直に表現したり完璧主義の性格を見直したら,毎日がとても楽になり子供の吃音もあっというまになくなりました。
私自身、完ぺき主義で曲がったことがきらい、かなり明るい性格であるけれど母から愛されていないと小さい頃から思ってきたのが災いしたようです。
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お母さんの心が楽になれば子供の心も楽になり,吃音も治るのですね.
吃音がなくなるのは,あっという間もあれば数年かかる場合もある.人,家庭それぞれです.
- いいパパ,いいママと思っていたのに「親のせいなの?」
子供がちょうど2歳になった時吃音がはじまり、 たどり着いたのがこのHPでした。HPを一通り読んだ後の感想は「親のせいなの?」。 いいパパ(もちろんママも)と思っていただけにショックでした。
ただうちの子は本当にい い子でした。泣いていても、「ニコニコしたら治るよ」というと、無理に笑顔を作って泣き止む子 でした。いつの間にか機械的になっていたんですよね、親の対応が。 それに気がついたときは本当に本当にショックでした
妻とも本気で話し合って決めたことが以下のことです。
・子供の話をとにかくよく聞く。本気で聞く。
・子供を自分の所有物ではなく一人の人間扱する。
子供も人格ある人間なんですよね。何を言ってるか分からなくても、伝えたいことがあるから話してるんですよね。そう思って、目を見て本気で聞くことにしたんです。
これを決めて実行した翌日。 それまで真っ赤な顔をして詰まっていた言葉が嘘のように、 ほとんど詰まることなく話していました。 それこそこっちがビックリしました。
その後3週間ほど良くなったり悪くなったりでしたが、 ここ1週間ほどはもうほとんど詰まることはありません。
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翌日なんて不思議です.でも大人でもほめられて急に吃らなくなる人もいますから,当然のことかもしれません.心の問題は不思議です.
- 「心はまだまだ赤ちゃん」なのだということを忘れてしまっていました
2歳2ヶ月の息子に吃音の症状がみられ、昨日このHPにたどり着 きました。お恥ずかしながら、吃音という言葉を知ったのも昨日が初めてで、どう いうことなのか皆目見当もつかない状態でした。子どもの吃音についてのお話を読 んで、衝撃でした。
私が完全主義であることが原因なのではと書かれ てあったときは、正直そんなことはないと思っていました。しかし、HPに載ってい た記事を見て、まさにこれだと愕然としました。一番衝撃だったのは、『あなたの 子育ては間違っていたのです』の言葉でした。涙が次から次へと出てきました。愛 情が足りないなんて信じられない、こんなに愛しているのに!こんなに家族のため にがんばっているのに!と、今までしてきたがんばりをすべて否定されたような気持ちになりました。
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『子育ては間違っていた』.これはちょっと言葉が過ぎていますね.ごめんなさい.
言葉が早いとついつい中身も成長していると思いがちとHPにもありましたが、息子 は一歳になった頃にはもうおしゃべりをしていました。息子がどれだけ甘えたかったのか、心はまだまだ赤ちゃんなの だということを忘れてしまっていました。
私はなんでも自分のサイクルで考えていました。息子を自分の軌道に乗せよう としていました。ごめんね、ごめんね。すぐ良くなる!と確信しています。そうさ せる!と
あれから5か月くらいた ちました。第二子ができたことが一つの要因だったようにも思っていました が、この2~3か月、もう吃音は見られなくなりました。
[Hero Comment]
こんな簡単なことで吃音が治ってしまうのですね.ここで「言葉の処置」をすると吃音者として苦しみながら生きていくことになるのです.大人になってもポイントさえ間違えなければ治りますけど.治しにくいのが欠点です.
- 70歳手前で吃音が治るなんて.嘘でしょ!!
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吃音相談中,70歳手前で目の前で完治した非常に珍しい例です.「吃音が何者であるか」が非常によくわかります.良生活環境法(GLEM)と名づけたキッシーケアと吃音トラウマ自然消滅(ME)によって治った例です.より詳しくは
こちら 吃音完治体験談.3年分ですので結構読むのが大変です.科学的解説もつけてあります.
しっかりした完全主義的なお母さんに頼りなげのお父さん.優秀で母に期待されている弟(本人,山桜さん),父にかわいがられていた兄.兄の嫉妬よる弟いじめ.こういう状態で山桜さんは幼児期に吃音を発症しました.
お母さんは吃音を治すためにあちこち熱心に連れて行ったようです.また,山桜さん本人も成長後は経済的余裕があったようで,吃音克服をめざして何年間もあらゆる有償無償のサイトで頑張ってきたようです.が,「ちょっと良くなったかと思えば、また沈む」の 繰り返しでした.その結果60歳の中頃には「吃音を克服する『方法』は、恐らく無い」という結論に達したようです.
その3年後の4月後半に、母が97歳手前で亡くなりました。 5月から6月にかけては、ここ近年で最悪で、ある言葉を出そうとすると 身体が全力で阻止するような感覚になり、 「とても今生での吃音克服は無理」という結論にさえ達しました。
ところが7月初めから訳の分からぬまま、言葉が出易くなってしまいました。 ここ20日間弱、吃音(言葉が詰まって出にくくなる、またそれを無理して出そうとする行動)が、 ほぼ消えました。 気が付けば、ただすらすら言葉が出だしたということです。
このようにしたら吃音改善になるとか、方法論、アドバイス、 今まさに悩んでいる生徒、学生、若い人達に、自分の経験からの 形のある何かを残せないだろうか、 そう考えて、色々この2ヶ月考えてきましたが、 見つけられませんでした。
[Hero suggestion]
お父さんがお亡くなりになりお兄さんとも距離を置くようになり,最後にお母さんがお亡くなりになったので,
一番強力な吃音トラウマが消えたのではないですか?
母の期待に沿うことに関して、母に褒められたいという気持ちは 2歳頃から、ずっと心の中に確かにあり,それが常に心のアクセルになっていたと思います。 吃音に関しても、このままではいけない、何とかしなければという気持ちが、 人一倍強かった気がします。自分では、吃音は自分のより良き人生のために、当然克服しなければならないものと、思ってきたものの背後に、母の期待に沿うため、 克服して母に褒めてもらうためという心理が、横たわっていたように思います。
こうなるとかなりしんどいことだったと思います。
[Hero Comment]
結局立派に育てようとするお母さんとそれにこたえようとする子供,親子兄弟関係,その中で吃音が発症していたようです.この例はここで言ってきた「吃音の本質」,「吃音は何歳になっても治る」ということを明白に協力に後押ししてくれました.
これらの例からわかるように,吃音を追究していくと「幼児期の親子関係」に行きつきます.「タブー」となっていたここに注目しないと吃音の本質に迫れない」ことが明らかです.真実がわからないと治す方法も開発できません.
それにしてもここに触れて吃音を説明することは心苦しい.親も子もいい気がしないから.でもそれを超えないと苦しむ人が減らないから,心を鬼にして一生懸命頑張ってきています.
2年後の状態
現在の吃音状態ですが、満点を80点 として70点位になると自己判定さます。 ほぼ劇的に喋れていると思います。
[Hero Comment]
吃音トラウマがなくなっても一生のほとんどを苦しめてきた吃音,少しくらい後遺症があるかと思いましたが,杞憂に過ぎなかったようです.
4年後の状態
事情で最近、多数の医療関係者と会話する機会があり、全くの普通の人のように喋っています。
今までの自分と別の自分がいます。
魔法使いに吃音にされた人間の魔法が解けたみたいです。
[Hero Comment]
吃音トラウマが取れればこうなります.それでもまた戻るのではないかとの心配の心が少しはあるようです.戻ることはありません.元がなくなっているのですから.
- コールセンターで、オペレーター業務をしています.小さい丸
[Hero Comment]
体験認知法(ERM)と名づけたキッシーケアに相当する方法で吃音を治された例です.全文は本体サイト「私の吃音克服人生」で.
もう、何十年も、この夢を見てます
私は、目をパチパチさせるだけでなく、白目になったり、顔を、こわばせたり、頭は、チックのように動かして、身体中で動作してました。 何故、このように、行動していたのか、自分でも、分かりません。 また、このように行動しても、言葉は出ませんでしたので、教科書を読むのは、不可能でした。
今でも、当時の夢を見て、うなされてます。 実は、昨日も、夢を見ました。 もう、何十年も、この夢を見てます。
身体をバタバタさせている自分。 真似するみんな。 笑うみんな。 目を覚ますと、たまに、泣いている自分がいます。 大人なのに...情けない限りです。
●私の治し方
週末に5人の方からメールを頂きました。
吃音はどうやって治せば良いのですか?
という質問のメールでした。結論ですが、私には吃音の治し方がわかりません!
1.絶対に逃げない
私は、吃音教室に通い、吃音や心理学等の本を読み、診療内科に通い、薬も飲みましたが治りませんでした。かなりのお金や時間を使いましたよ。でも、治りませんでした。
[Hero Comment]
これがこれまで行われてきた「吃音を治す方法」です.これで治らなかったことが分かったがゆえに次があります.
しばらくして、 今後も、吃音に関する治療方法を探したところで、治る可能性はないかも知れない、あったとしても、それは何年かかるかわからない。 と考えるようになり、治療方法を使ったり、治療方法を考えたりする時間を過ごすよりも、
[Hero Comment]
ここまでだと,これまで言われてきた「吃音を治す努力の否定」に通じます.本当は本サイトで言う「治らない吃音を治す努力の否定」なのですが.「治らない吃音を治す努力で吃音が治る」と思い込んでいたがゆえに,こういうことが行われていました.次の発想が「吃音を治す努力の否定」と異なるところです.
逃げずに真正面からぶつかって、吃音の恐怖を減らす(予期不安を減らす)時間に注いだ方が良い(人生を有効的に過ごしたい)と思うようになりました。
[Hero Comment]
いよいよ 体験認知法(ERM)の始まりです.この方は「逃げない」と言っていますが,その意味は「体験認知法(ERM)に突入するぞ」と決心したということです.
言い方を変えますと、治療方法を使ったり治療方法(意識逸らし法、複式呼吸法など)を考えたりしながら、吃音を治していくということは、吃音の人生を歩むことになります。 反対に言葉を選ばず、逃げずに笑顔で真正面からぶつかっていくということは、健常者と同じ話し方をしているのですから、吃音の人生を歩んでいないことになります。
2.絶対に後悔しない
どもって笑われたり、言葉が出なくて落ちこんだり、怒られたり・・・ いろいろな思いをしました。 でもね・・・決意してからは、反省はしたけれど、絶対に後悔はしませんでした。
3.絶対に責めない
後悔はしない!!といいつつも、人間なのだから後悔してしまうのです。 2.で言っていることと、矛盾しているじゃないかと思われるかも知れません。 いいんです・・・人間なのですから。 後悔している自分を責めることなく、丸ごと受け止めましょう これが、あるがままに生きるということだと思うのです。
[Hero Comment]
吃音者の親は優秀でまじめで教科書的な人が多いです.幼児時代に刷り込まれた常識を覆すには,かなりの苦労が必要です. 「いいんです・・・人間なのですから」,「あるがままに生きる」の悟りです.
●Heroさん,今コールセンターで、オペレーター業務をしています!
いつも、お世話になっております。 以前、どもりに戻ってしまった時がありましたが、 幽玄様から頂いたアドバイス通りに行動したところ、 無事、どもりが治りました。(≧∇≦) 現在、会話同様、電話も、全く、どもりません。 本当、本当に、有難うございました。(⌒▽⌒)
現在、電話のコールセンターで、オペレーター業務をしています。 毎日、楽しく、沢山のお客様と、お話しさせて頂いております。 先週末は、結婚式で、スピーチをさせて頂きました。 沢山笑いを取ることが出来、バッチグゥー(死語?)でした。
[Hero suggestion]
それにしてもコールセンターとはすごいですね.でもこれが正解の一つかもしれません.